
2017年 06月 21日
妊娠中の気をつけたい食品
こんにちは〜
今日は妊娠中に注意したい食べ物について、一緒に学んでいきましょう❗️
まずは、1番避けて欲しいこと。
特に様々なリスクが起こりやすい、妊娠初期は注意しましょう。
お酒、タバコ、お薬(どんなお薬でも、必ず医師へ相談して下さい)、カフェイン。
カフェイン1日200mg摂取により、流産確率2倍に上がる。
カフェイン量<200mlに対して>
コーヒー☕️80mg 玉露 160mg
煎茶🍵40mg コーラ30mg
流産、胎児の発育不良・異常、早流産、出生後の発達障害、胎児アルコール症候群(発達障害、特異的な顔、精神発達障害など)
図:胎児アルコール症候群
【左上から】
鼻の間が低い
小さい耳の奇形
鼻の下にあるくぼみの不明
小さな顎
【右上から】
内眼角贅皮 上まぶたと目頭の間のヒダ(人種の遺伝の影響でノーマル多い)
短い瞼裂(まぶたの間)
顔の真ん中がフラットと短い鼻
上唇の薄さ
食べ物
1.リステリア食中毒の恐れがある食材
ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン
リステリア食中毒の症状
インフルエンザのような38〜39度の発熱頭痛、嘔吐20〜30%の致死率。
子宮内胎児に感染の可能性。
2.トキソプラズマ
レアステーキ、生ハム、ユッケ、レバ刺しなどの加熱不十分な肉。
家畜の肉や感染したばかりの猫の糞。
ありきたりの単細胞の寄生虫で、健康な人は感染しても全く問題無し。
妊婦さんにとっては胎盤を通して、脳や目に異常が生じる(水頭症)。
3.魚介類
①水銀を含む食材
マグロ類(ツナ缶も含む)、黒カジキ、金目鯛、ムツ。
*海の深いところの魚は注意
胎児には体内から水銀排泄機能がないので、神経障害、発達障害、自閉症をもたらす。
②ヨード
海藻類、昆布だし、インスタント食品、うがい薬、卵巣造影剤など。
ヨード過剰摂取による、胎児の甲状腺への影響(新生児一過性クレアチン症)。
③ヒ素
主に、ひじき。土壌を通じて、農産物にも影響する⇒詳しくは、農林水産HPへ
無形ヒ素には発ガン性。催奇形性と脳障害への影響。
4.サルモネラ菌
生卵、特に膜に過多。加熱処理後は食せます。
食中毒を引き起こす。激しい腹痛、嘔吐、発熱、下痢、脱水。
サルモネラ菌は胎盤を通しての胎児への影響はないが、子宮収縮を起こすと妊娠初期において切迫流産の原因にもなりうる。
5.ビタミンAの過剰摂取
ビタミンAには2種類
動物性 うなぎ、レバーなど⇒レチノール
植物性 緑黄色野菜、葉野菜など⇒βカロチン
通常、ビタミンAとは動物性食品レチノールを意味する。
妊娠さんが気をつけたいのは、動物性食品レチノールのビタミンAです。
植物性食品βカロチンは、妊娠さんへの影響はないと言われていれので、たくさんも食べてオッケー👌なので、妊娠中は植物性からのビタミンA摂取がオススメです。
ビタミンA過剰摂取すると、体内にとどりやすいので、胎児奇形の原因になりうると言われている。
特に、妊娠15週までは、胎盤が未完成なので
食べ物による胎児の影響が大きいので、動物性ビタミンAには注意しましょう。
*食品安全委員会からは、イギリスでは妊婦さんのビタミンAサプリメントを禁止しているそうなので、サプリメントも注意して下さい。
100g当たりのビタミンA量
● 鶏レバー(生):14,000μgRE
● 豚レバー(生):13,000μgRE
● 牛レバー(生):1,100μgRE
● うなぎのかば焼き:1,500μgRE
● 鶏卵全卵(ゆで) :140μgRE
● プロセスチーズ :260μgRE
内閣府による妊娠中(年齢、妊娠期よって異る)の1日のビタミンA基準摂取量は、650〜780μgRE。耐用上限量は2800μgRE。
それからいくと、レバー類は4.6〜6g、うなぎは50g。
かなり少量ですね気をつけましょう。
妊婦中もより安全に、楽しく、イキイキ生活していきましょう